株式会社ダイエードリームライツ
代表取締役社長 浅野哲洋
私は平成28年8月に福祉事業専門の子会社である株式会社ダイエードリームライツを創業し、平成28年11月に富山県砺波市にワンダーランド砺波を開所しました。そして翌平成29年5月に石川県津幡町にワンダーランド津幡を開所しております。 ワンダーランドではここで働くすべての人が地域の企業様からいただいたお仕事を通じて、「働く幸せ」を感じていただくことを最大の使命にしています。その幸せとは物心両面の幸せであり、お給料で生活が豊かになっていくことと働きがい、やりがいや自分自身の成長を感じる心の幸せの両方がなくてはなりません。「心の幸せ」がすなわち当社の理念である「働く幸せ」だと思うのです。私たちはここで働くすべての人が自分は人の役に立っている、必要とされていると思ってもらい、自分の居場所があって前向きに成長できるワンダーランドにしていきたい、という思いでスタッフ一丸で毎日仕事をしています。そしてまたワンダーランドでは利用者さんという呼び方はせず、社員さんと呼んでいます。事業所を利用する人、単なる支援する側と支援される側、「してあげる側」と「してもらう側」という一方的な依存関係にしたくないのです。互いに助け合い支えあい、時には頼りにする相互依存関係にしたいのです。お客様である企業様からいただいたお仕事を期待以上の品質と納期で納めるということにおいては、社員さんもスタッフもスタッフ同士も社員さん同士もそれぞれが一緒に働く仲間です。ワンダーランドの理念に共感し、この事業所のことが気に入って入って来てくださった方は初日からもうすでにワンダーランドの仲間です。ワンダーランドのみんなは時には教えあったり、支えあったり、励ましあったり、困難も一緒に乗り越えようとしてくれます。 私たちはワンダーランドで働く仲間たちがもっともっと成長できると信じています。今はできないことがあってもいずれ必ずできるようになると信じています。どこで働いていてもあなた自身が働いていて毎日が楽しいと思えるようになって下さい。決して自分一人だと思わないでください。「働く」という字は「人のために動く」と書きます。毎日一生懸命働くことが、それすなわち人の為、人の役に立つためであり、社会に貢献することであり、自分以外の誰かのために尽くしたり貢献することで人間的にも成長していきます。ワンダーランドに入ったらまわりには素晴らしい仲間達がいます。私たちは自分自身を含めたワンダーランドで働くすべての方々の人生がより輝かしくなるように幸せな人生になる事業所に一緒にしていきたいと思っています。
社名の由来
ダイエーは親会社株式会社ダイエーの名前を冠しました。ドリームライツという名称は利用者さん、スタッフさんが心からワクワクするキラキラ光り輝く夢を抱いて人生を過ごしていって欲しいという願いを社名に込めています。 設立趣意 人がいきいき働く会社を作りたい。2007年8月、そんな想いを胸に社内プロジェクトを立ち上げ、2008年4月にダイエーの理念が完成しました。それから8年4ヶ月、この理念をクレドと呼び、一貫して「お客様を 一緒に働く仲間を 地域の人々を笑顔に変える」という経営をしてきました。とりわけお客様に元気に笑顔になっていただくためにはそこで働く私たちがまず笑顔であり、元気でなければならないという考えのもと「人」を重視する経営を実践してきました。これまでのダイエーの歩みの中で、自宅で引きこもって中々社会に出られないでいた人たちとの出会いがありました。その方々がダイエーで働くことで、居場所を得て自信を持ち、働くことの楽しさを知り、自らの可能性に気づき、夢を持ち、社会の一員として堂々と巣立って行くという原体験を私達は得ることができました。 2016年4月、この原体験をもとにしてひきこもりやニートの方々に働く楽しさを感じていただきたい、働くことで自分の可能性を開花させて欲しいという思いのもと、新規事業開業のための社内合宿を開催し、その中で障がい者の方への就労支援事業を展開していくこととしました。私たちは障がいを持つ方もそうでない方も安心して働く場所がある社会を創っていくことが、私たちの掲げてきた「お客様も一緒に働く仲間も地域の人々も全部、みんなを笑顔にかえる」という経営理念そのものになるからだと思ったからです。2016年8月、私たちは障がいを持つ方への就労支援事業・生活支援事業を展開し、誰もが自分の居場所を得て毎日が楽しくやりがいや充実感を持って働く会社を創ることを目的とし、株式会社ダイエードリームライツを創業します。そして障がいを持つ方もそうでない方も安心して笑顔で元気に幸せに暮らす社会を創ることを目的とします。
・私たちの使命は利用者とスタッフがお客様からいただいた仕事を通して働く幸せを感じることです
ここでいう「働く幸せ」とは、自分がみんなから必要とされていると実感すること、人の役に立っていると実感すること、 自分自身の成長を実感すること、他者の成長を噛みしめること、仕事ができる喜び・仕事をする楽しさを感じることです。
・社員さん(利用者)スタッフさんが仕事を通して、「働く幸せ」を感じられる事業所を展開する
私たちにとっての顧客は自社の大切な仕事を任せて下さる企業様です。 お客様は自社の大切な商品を私たちを信頼して仕事として提供していただいています。 私たちはお客様の期待以上の品質・納期でお客様との信頼関係を深める努力をしていきます。
ワンダーランドでは「利用者さん」という呼び方はしません。親子の関係に例えると過保護な環境で育った子は自立が遅れると一般的に言われています。就労継続支援事業が「してあげる側」と「してもらう側」という一方的な依存関係や上下関係になってしまい、親子関係で言うところの過保護な状態に陥って社員さんの自立を遅らせてはいけないと考えています。 ワンダーランドのミッションは仕事を通じて社員さんもスタッフも「働く幸せ」を感じていただくことです。お客様である企業様からいただいた仕事を期待以上の品質と納期で納めさせていただき、お客様との信頼関係を深めていくという目標にむかってスタッフも社員も協力し合いチーム一丸となって取り組んでいきます。そしてこの目標のもとでは、社員さんもスタッフさんも上下の関係ではなくフラットな横の関係、いわゆる一緒に目標に向かう仲間なのです。
社員さん(利用者)とはスタッフと一緒に働く仲間であり、ワンダーランドでお客様からいただいた仕事を責任を持ってやり遂げる人です。 スタッフとは社員さん(利用者)と自分達の「働く幸せ」を守る人であり、仕事を通してお客様・社員さん(利用者)から信頼される人です。 就労継続支援A型事業所ワンダーランドは社員さん(利用者)なくしては成り立ちません。しかしながらスタッフはサービスをしてあげる側ではなく、共に働く仲間として接します。まず社員さん(利用者)のことを知り、そして受容し、相互の信頼関係を築き「働く幸せ」を感じてもらいます。
障がいを持つ方が継続して働くことでそのご家族も喜び安心します。また仕事の担い手で困っている企業様の一助となります。 就労継続支援事業を通して地域経済、地域社会に貢献します。そして私たちが積極的に地域の方々と交流することで地域を元気にします。